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【歯を残す】右下の被せ物の下がむし歯(エクストリュージョン編)

2022.08.02

こんにちは。

東京都立川市の歯科医院「Inoue Dental Clinic」歯科医師の井上貴史です。

今回は右下の被せ物の下がむし歯(虫歯)治療(エクストリュージョン編)についてです。

患者さんは右下の白い被せ物の下が黒くむし歯(虫歯)になって気になること、歯と歯肉の隙間にものが詰まりやすいことが気になり治療となりました。

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用して口腔内を確認します。
 

右下の第一大臼歯と第二大臼歯の被せ物の下が黒くむし歯(虫歯)になっていました。

歯肉も下がり歯肉退縮もあります。

根面カリエスといって根元がむし歯(虫歯)になっています。

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)の倍率を上げていきます。
 

特に前から6番目の第一大臼歯の根面に穴があいています。

ものが詰まる原因はこの部分だと思われます。

白い被せ物を除去します。
 

むし歯(虫歯)が進行しています。

歯の上まで歯肉が覆いかぶさっている部分もあります。

この状態では、新しく被せ物を入れることは難しいです。

そのため、矯正的に歯を引っ張りあげる治療のエクストリュージョン(挺出)が必要と判断しました。

エクストリュージョンについて→右上の被せ物がはずれた方の治療(エクストリュージョン編)
 

前後の歯に矯正用のワイヤーを装着して、ゴムでくくり引っ張り上げます。

歯が動いてくるまで、数週間待ちます。
 

左が術前、右がエクストリュージョン後です。

術後では歯肉に覆いかぶさってる歯質が出てきました。

この状態であれば被せ物を入れることができます。

この歯は今までむし歯(虫歯)治療や根管治療を何度かされているため、歯質が少ないです。

よく見るとクラック(ひび)が入っています。

患者さんにはこの画像をお見せしてよく説明しています。

今回はエクストリュージョンまでの治療を書きました。

なるべく歯を残せように精進します。

今後ともよろしくお願いします。

井上貴史
 
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