右上側切歯の被せ物の治療について

こんにちは。

東京都立川市「Inoue Dental Clinic」歯科医師の井上貴史です。

今回は右上側切歯の被せ物の治療の流れを書きたいと思います。

前回のブログです→https://www.inouedentalclinic.jp/blog/detail/id=40

患者さんは右上側切歯の被せ物と歯の隙間、被せ物の色が気になるということでした。

根管治療が終わり被せ物(オールセラミッククラウン)の治療に入ります。
 

根管治療が終わりファイバーコア(土台の心棒)を入れた状態です。

全周をぐるっと一周形成して歯型を取り(印象)セラミッククラウンを作成してもらいます。
 

歯の周りに黒く見えるのは歯肉圧排糸というものです。

この目的は、セラミッククラウンを作成してもらう歯科技工士さんが石膏模型になった際に、歯なのが歯肉なのか境界(マージン)をキッチリ出すためです。
 

歯科用回転切削器具(5倍速コントラ)を使用してセラミッククラウン用の形成をしていきます。

歯肉を傷つけないように慎重に形成していきます。

その後、印象して仮歯をつけてこの日は終了です。

後は歯科技工士さんがセラミッククラウンを作成してくれます。

今回はここまでです。

次回はセラミッククラウンのセットになります。

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用した被せ物の治療は自費治療になります。

今後ともよろしくお願いします。

井上貴史