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【根管治療】左下第一大臼歯のメタルコア除去について

2022.05.18

こんにちは。

東京都立川市の歯科医院「Inoue Dental Clinic」歯科医師の井上貴史です。

今回は手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用した左下第一大臼歯のメタルコア除去についてです。

左下の第二大臼歯(奥歯)のむし歯(虫歯)治療と第一大臼歯(銀歯)の根管治療を希望され来院されました。

先に第二大臼歯のむし歯(虫歯)の除去を行いました。

今回の内容は第一大臼歯(銀歯)の根管治療についてになります。

左下第一大臼歯の根管治療(根の治療)をするためには、銀歯や土台を除去しないと治療ができません。
 

こちらが手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用した画像です。

口腔内だけでは根管内状態がわからないため、術前にX-P写真撮影を行います。
X-P画像だと大きなメタルコア(土台)が確認できます。

金属は白く写ります。
 

銀歯が除去できました。

これからメタルコアを除去していきます。
メタルコアが大きいため、二つに分割して除去していきます。

上の画像のように、点線で切り込みを入れます。
 

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用して、メタルコアが削れているか確認します。

口腔内は、狭くて暗いため肉眼だとメタルコアがキッチリ削れているか確認することは難しいと思われます。
 

メタルコアが分割できたことを確認後、超音波チップを使用してメタルコアに振動を与えます。
 

分割した奥のメタルコアをピンセットで除去します。
 

続いて、手前のメタルコアを超音波チップを当てて除去します。
 

メタルコアを除去しました。

この後、むし歯(虫歯)や古い材料を徹底的に除去します。
 

歯質が薄いため、隔壁といわれるコンポジットレジン(歯科用プラスチック)にて補強しました。

この後、根管治療を行いました。
術前と術後のX-P写真です。

左が術前です。

白く写っている金属や根管内にある根管充填材(ガッタパーチャ)も除去できました。

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用することで、治療の質が高くなり、治療時間の短縮になると思われます。

症状などが問題なければ、次回根管内に最終的なお薬を入れていきます。

今後ともよろしくお願いします。

井上貴史
 
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