【根管治療・根尖病変】重度歯周病の上の前歯の歯肉が腫れた方の根管治療を行なったケース

こんにちは。

東京都立川市の歯科医院「Inoue Dental Clinic」歯科医師の井上貴史です。

今回は重度歯周病の上の前歯の歯肉が腫れた方の根管治療を行なったケースについてです。

患者さんは重度歯周病の方です。

なるべく歯を抜きたくないとのことで、治療希望されました。

患者さんは上の前歯からおできのような腫れが歯肉にできたということで来院されました。
 


この患者さんは歯周病ステージ4、グレードBの重度歯周病です。

上行性歯髄炎と言われる歯周ポケットから細菌が根尖に感染してしまったと思われます。

画像からは歯肉が腫れて排膿も認められます。

症状は違和感程度とのことです。

根管治療の必要性をよく説明し同意を得た治療となりました。

むし歯ではない歯でしたが、歯周ポケットから感染していたため歯冠部や根管口からの赤い出血は認められませんでした。

 

この画像は手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用して、根尖部の歯肉の状態です。

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)使用すると、当たり前ですがとてもよく見えます。
 


治療後3ヶ月以上経過しました。

根管内の細菌のコントロールが上手くいき歯肉の腫れ、違和感が改善されました。

比較です。
 

左が根管治療前です。

歯肉の腫れの状態をわかりやすくするために色をモノクロに近くしました。

歯肉の腫れや違和感が改善され患者さんは喜んでいました。

私も腫れが改善されてホッとしています。

今回はここまでです。

今回の根管治療は自由診療になります。

根管治療回数:1回
費用:初回根管治療88,000円
リスク・副作用:腫脹、疼痛、歯肉の違和感など
すべての歯が適応ではありません。
詳しくは担当歯科医師にご相談下さい。

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用した根管治療などご興味があります方はご連絡お待ちしております。

今後ともよろしくお願いします。

井上貴史
 
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