【親知らずの抜歯】手術用顕微鏡を使用した右下の親知らずの抜歯

2022.05.07

こんにちは。

東京都立川市の歯科医院「Inoue Dental Clinic」歯科医師の井上貴史です。

今回は手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用した右下の親知らずの治療についてです。

患者さんは、右下の奥歯(第二大臼歯)の歯肉の違和感が続くこと、右下奥歯がなかなか生えてこないことが気になり来院されました。

◼︎手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用した口腔内診査

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)で口腔内を確認します。
 

右下第二大臼歯の歯冠部(歯の頭)を覆い被さるように歯肉があります。

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)の倍率を拡大していきます。
 

頬側の溝にむし歯(虫歯)と思われる穴があります。

これだけ歯肉が歯冠部に被さっていると、日々の歯磨きもうまく清掃できないと思います。

親知らず周囲の歯肉を触診すると違和感もありました。

X-P写真を撮影して画像でも確認していきます。

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)で口腔内の画像を患者さんとご家族にもよく説明し、今回は右下の親知らずの抜歯と右下第二大臼歯の歯肉の形を整える治療を行いました。

右下の親知らず抜歯は、出血する処置のため今回は割愛させて頂きます。

こちらが、抜歯後約1ヶ月の来院の画像です。
 

術前の歯肉の違和感はなくなりました。

第二大臼歯の歯冠部に覆いかぶさった歯肉も改善傾向にあります。

やはり、頬側の溝はむし歯(虫歯)になりかけていました。

今回はむし歯(虫歯)は行わないで、予防をしてメインテナンスにて経過観察としました。

◼︎術前と術後
 

左が術前です。

なかなか、右下第二大臼歯が萌出してこないとご家族も心配されていたのでよかったです。

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用した治療は自費治療になります。

今後ともよろしくお願いします。

井上貴史