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手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用した左下犬歯のむし歯治療

2022.01.18

こんにちは。

東京都立川市の歯科医院「Inoue Dental Clinic」歯科医師の井上貴史です。

今回は手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用したむし歯治療について書きたいと思います。

患者さんはむし歯や歯周病が進行していないか気になり検診希望で来院されました。

自覚症状はないそうです。

◼︎口腔内診査

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用して口腔内を確認していきます。
 

左下の前歯から3番目の犬歯が気になります。

左下犬歯は以前コンポジットレジン(CR)にてむし歯の治療がされているところです。

コンポジットレジン(CR)は、白い詰め物で歯科用のプラスチックです。

コンポジットレジン(CR)の周りの歯質が変色しています。

むし歯になっている可能性が高いです。

口腔内診査以外にもX-P検査などを行い総合的に判断して、むし歯治療を行うことにしました。

歯と歯の間は汚れがたまりやすいところです。

歯ブラシだけでは、細菌の塊であるバイオフィルムの除去は難しいと思います。

そこで、むし歯治療を行う前にデンタルフロスのやり方などを確認していきます。

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用してむし歯治療を行っていても、日々のホームケアが上手くできなければむし歯は再発する可能性が高いからです。

このことを患者さんによく説明してから治療を進めていきます。

◼︎手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用してむし歯を除去

まずは、治療中になるべく痛みや不快症状がないように麻酔をします。

むし歯を除去する前に、下唇が歯に触れないように滅菌されたロールワッテを入れます。
 

違うアングルで犬歯を確認します。

CRが欠けていることが確認できます。
 

麻酔がよく効いていることを確認してからむし歯を除去していきます。

なるべく歯に侵襲を少なくするために、5倍速コントラ(歯科用回転切削器具)を使用していきます。
 

まずは、先の丸いラウンドバーを使用して古いCRを除去していきます。

CRを除去すると周りがむし歯になり、空洞になっていました。

歯質の色も黒色や茶色や白色など変色していました。
 

歯質の硬さを確認します。

健康な歯質は硬いですが、むし歯に感染した歯質はとても柔らかいです。

むし歯になった歯質の軟化象牙質がごっそり取れてきました。
 

なるべく健康な歯質を削らないようにむし歯を除去しました。

この後にCRを充填します。
 

今回は手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用して犬歯のむし歯を除去しCRで修復しました。

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用することで高倍率、高照明での治療が可能となります。

患者さんには手術用顕微鏡(マイクロスコープ)での治療中の画像をお見せして説明します。

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用したむし歯治療は自費治療(治療費用)になります。

今後ともよろしくお願いします。

井上貴史
 
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