【歯を残す・歯肉から出血する】手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用して左下奥歯の歯周ポケット8mm以上の歯周再生療法
こんにちは。
東京都立川市の歯科医院「Inoue Dental Clinic」歯科医師の井上貴史です。
今回は左下の歯がぐらぐら揺れる歯周ポケット8mm以上の歯周再生療法の内容です。
患者さんは、定期的に歯科医院にてクリーニングをされているようです。
歯磨きも意識が高く熱心に磨いています。
歯がぐらぐらして歯肉からも出血が気になり、当歯科医院を調べてセカンドオピニオンを希望され来院されました。
当歯科医院のセカンドオピニオンです→セカンドオピニオン
まずは、カウンセリングを行います。
現在までの経緯を教えてもらいます。
その後に口腔内診査を行います。
こちらは歯周ポケット検査を行っています。
約4mm以上は歯周病の治療が必要と言われています。
プローブというメジャーのようなもので深さを測ります。
こちらのプローブは、手術用顕微鏡(マイクロスコープ)で世界的に有名な秋山勝彦先生がご考案された秋山のペリオドンタルマイクロプローブを使用しています。
こちらのプローブは、手術用顕微鏡(マイクロスコープ)で確認すると数字とメモリがあり患者さんが瞬時にポケットの深さが認識できます。とても有効な器具になります。
8mm以上の歯周ポケットが認められ歯肉からの出血があります。
歯の動揺も認められます。
患者さんに検査の動画を見てもらい現状の説明、当歯科医院での治療、期間などメリット、デメリットもよく説明します。
当歯科医院の歯周病治療です→マイクロスコープを使用した歯周病治療
セカンドオピニオン当日は、治療は行いません。
患者さんは、治療を希望されました。次回から治療になります。
実際の治療になります。
患者さんに今回の治療をよく理解してもらい、同意を得て治療を進めていきます。
まずは、麻酔を行います。
このテクニックは、手術用顕微鏡(マイクロスコープ)で世界的に有名な秋山勝彦先生が考案されたものです。
名称はG-SAFといいます。
G-SAFとは、Gingival Sulcus Access Flap Micro Surgeryの略語です。
こちらは右下の前から7番目の第二大臼歯の舌側近心の歯根表面です。
歯根表面に茶色い歯石、その周りにバイオフィルムが付着しています。
肉眼やルーペでは、確認することはとても難しいと思われます。
こちらが、汚れを除去した状態です。
深い歯周ポケットないの汚れは歯磨きでは取り除くことは難しいです。
こちらは、頬側遠心の歯根表面です。
こちらにも縁下歯石が認められます。
こちらの画像は、左が術前の歯周ポケット検査です。右が歯肉を剥離した状態です。
ちょうどポケットが深い部分に歯肉縁下歯石が歯根表面に付着しています。
当たり前ですが、見えないところの治療は非常に難しいです。
こちらの画像は、除去後です。
その後に歯周組織を再生してくれるエムドゲインをキレイになった歯根表面に塗布し終わります。
歯根表面を観察することも除去することもとても難しいです。
今回はここまでです。
歯周病治療は非常に難しいです。
素晴らしいテクニックと素晴らしい器具、マイクロスコープ、エムドゲインを使用することで、今まで保存が難しいと言われている重度の歯周病が改善できる可能性が高いと思われます。
エムドゲインを使用した歯周病治療は自由診療になります。
治療期間・回数:1回
費用(自由診療になります。):106,800円(エムドゲイン材料代込み)*大臼歯1本
リスク・副作用:出血、腫脹、疼痛、歯肉の違和感、歯肉退縮、しみる症状など
※歯周病の進行状態、歯の本数によって費用が異なります。
個人差や生体反応もあるため、すべての方が適応ではありません。
予後を保証するものではありません。
詳しくは担当歯科医師にご相談下さい。
今回は以上になります。
手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用した歯肉退縮、歯周病治療や根管治療などご希望の方はご連絡お待ちしています。
今後とも患者さんの歯を残せる様に精進していきます。
今後ともよろしくお願いします。
井上貴史
東京都立川市の歯科医院「Inoue Dental Clinic」歯科医師の井上貴史です。
今回は左下の歯がぐらぐら揺れる歯周ポケット8mm以上の歯周再生療法の内容です。
患者さんは、定期的に歯科医院にてクリーニングをされているようです。
歯磨きも意識が高く熱心に磨いています。
歯がぐらぐらして歯肉からも出血が気になり、当歯科医院を調べてセカンドオピニオンを希望され来院されました。
当歯科医院のセカンドオピニオンです→セカンドオピニオン
まずは、カウンセリングを行います。
現在までの経緯を教えてもらいます。
その後に口腔内診査を行います。
こちらは歯周ポケット検査を行っています。
約4mm以上は歯周病の治療が必要と言われています。
プローブというメジャーのようなもので深さを測ります。
こちらのプローブは、手術用顕微鏡(マイクロスコープ)で世界的に有名な秋山勝彦先生がご考案された秋山のペリオドンタルマイクロプローブを使用しています。
こちらのプローブは、手術用顕微鏡(マイクロスコープ)で確認すると数字とメモリがあり患者さんが瞬時にポケットの深さが認識できます。とても有効な器具になります。
8mm以上の歯周ポケットが認められ歯肉からの出血があります。
歯の動揺も認められます。
患者さんに検査の動画を見てもらい現状の説明、当歯科医院での治療、期間などメリット、デメリットもよく説明します。
当歯科医院の歯周病治療です→マイクロスコープを使用した歯周病治療
セカンドオピニオン当日は、治療は行いません。
患者さんは、治療を希望されました。次回から治療になります。
■手術用顕微鏡(マイクロスコープ)とエムドゲインを使用した歯周病治療
実際の治療になります。
患者さんに今回の治療をよく理解してもらい、同意を得て治療を進めていきます。
まずは、麻酔を行います。
このテクニックは、手術用顕微鏡(マイクロスコープ)で世界的に有名な秋山勝彦先生が考案されたものです。
名称はG-SAFといいます。
G-SAFとは、Gingival Sulcus Access Flap Micro Surgeryの略語です。
従来の歯周病治療では、今までの重度の歯周病治療は、フラップ手術と呼ばれる歯肉を切開して汚れを確認しながら行う事が多いのです。
秋山勝彦先生が開発されたこのテクニックは違います。
秋山勝彦先生が考案されたミラー付き剥離子を歯肉の中に挿入し、それを手術用顕微鏡(マイクロスコープ)で観察し、歯根表面に付いた汚れを確認しながら、歯根をなるべく傷つけないように除去していきます。
歯肉を切開しないので、術後の痛みも少なく、治癒がとても良いです。
しかし、歯と歯肉の約2mmほどのスペースからのアプローチになるためとても難しいテクニックになります。こちらは右下の前から7番目の第二大臼歯の舌側近心の歯根表面です。
歯根表面に茶色い歯石、その周りにバイオフィルムが付着しています。
肉眼やルーペでは、確認することはとても難しいと思われます。
こちらが、汚れを除去した状態です。
深い歯周ポケットないの汚れは歯磨きでは取り除くことは難しいです。
こちらは、頬側遠心の歯根表面です。
こちらにも縁下歯石が認められます。
こちらの画像は、左が術前の歯周ポケット検査です。右が歯肉を剥離した状態です。
ちょうどポケットが深い部分に歯肉縁下歯石が歯根表面に付着しています。
当たり前ですが、見えないところの治療は非常に難しいです。
こちらの画像は、除去後です。
その後に歯周組織を再生してくれるエムドゲインをキレイになった歯根表面に塗布し終わります。
歯根表面を観察することも除去することもとても難しいです。
今回はここまでです。
歯周病治療は非常に難しいです。
素晴らしいテクニックと素晴らしい器具、マイクロスコープ、エムドゲインを使用することで、今まで保存が難しいと言われている重度の歯周病が改善できる可能性が高いと思われます。
エムドゲインを使用した歯周病治療は自由診療になります。
治療期間・回数:1回
費用(自由診療になります。):106,800円(エムドゲイン材料代込み)*大臼歯1本
リスク・副作用:出血、腫脹、疼痛、歯肉の違和感、歯肉退縮、しみる症状など
※歯周病の進行状態、歯の本数によって費用が異なります。
個人差や生体反応もあるため、すべての方が適応ではありません。
予後を保証するものではありません。
詳しくは担当歯科医師にご相談下さい。
今回は以上になります。
手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用した歯肉退縮、歯周病治療や根管治療などご希望の方はご連絡お待ちしています。
今後とも患者さんの歯を残せる様に精進していきます。
今後ともよろしくお願いします。
井上貴史
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