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【歯を残す】左上の前歯の被せ物が取れそう

2022.10.28

こんにちは。

東京都立川市にある歯医者の「Inoue Dental Clinic」歯科医師の井上貴史です。

今回は左上の前歯の被せ物が揺れてきたことが気になり来院された方についての内容です。

上の前歯から二番目の左上側切歯の被せ物が揺れてきて、取れることが心配とのことです。

痛みはないそうです。
 

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)で確認していきます。

指で触らせてもらうと、動揺が確認されます。

当歯科医院では手術用顕微鏡(マイクロスコープ)の画像を動画で撮影して、患者さんにお見せします。

この画像は静止画になっています。

デンタルX-P写真でも確認します。
 

矢印で示している部位に水平てきに、黒い線が入っていると思われます。

おそらく、土台のコア(心棒)が折れている可能性があると思われます。

実際には被せ物を除去してみないと確定はできませんが、現時点の状態を患者さんによく説明します。

患者さんさんから治療の同意を得られたため、治療をしていきます。

おそらくセラミッククラウンと思われる被せ物を除去していきます。
 

除去していくと透明な土台が見えてきました。

ファイバーコアといわれるものだと思います。

このファイバーコアはぷかぷか動いています。
 

やはり、ファイバーコアが折れていました。

歯は変色してむし歯(虫歯)になっていました。

むし歯(虫歯)も徹底的に除去していきます。

その後、新しい土台を作ります。
 

こちらが新しい土台です。

この上に仮歯を入れます。

この日はこの状態終わります。

次回、問題なければ被せ物の型を採ります。

患者さんは歯の動揺を気にされていたので、それが改善されて喜ばれていました。

折れていたのがファイバーコアでよかったです。

歯根が破折している場合は抜歯の可能性があります。

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用することで、治療だけでなく患者さんの説明にもとても役に立ちます。

今後も患者さんに喜んでもらえるように精進していきます。

井上貴史
 
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