【セラミック治療】右上小臼歯の金属の下のむし歯(虫歯)治療 ①

こんにちは。

東京都立川市の歯科医院「Inoue Dental Clinic」歯科医師の井上貴史です。

今回は右上小臼歯の金属(メタルインレー)の下のむし歯(虫歯)治療についてです。

患者さんは右上の歯がたまに痛みやしみる症状があるとのことです。
 

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用して口腔内を確認していきます。

上顎の第一小臼歯と第二小臼歯がむし歯(虫歯)の可能性が高いです。

特に第二小臼歯(銀歯の前の歯)のメタルインレー(金属)の下は青黒く歯質が変色しています。

X-P写真や打診痛など総合的に判断して、手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用してむし歯(虫歯)治療を行うことになりました。

まずは、治療中になるべく痛みや不快な症状がないように麻酔をします。

麻酔が効いたことが確認できたら、以前の修復物のメタルインレーを除去します。
 

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用しているため、短時間にメタルインレーを除去できました。

やはり、むし歯(虫歯)になっており歯質がぐにゅぐにゅに柔らかくなっていました。
 

デンタルミラーを使用して、違う角度からも観察します。

歯と歯の隣接面がむし歯(虫歯)が進行していました。
 

歯科用器具を使用して、むし歯(虫歯)を確認します。

健康な歯質は硬いですが、むし歯(虫歯)に感染した歯質はとても柔らかいです。

むし歯(虫歯)を一つ一つ除去していきます。
 

むし歯(虫歯)が大きかったので、術後にしみる症状や咬合痛などがなるべくでないようにコーティングをしました。

その後に形成をしていきます。
 

患者さんとよく相談して、今回はセラミックインレーにて修復することになりました。

セラミック専用の厚さ、形態などを考慮して形成を行いました。
 

こちらは歯と歯の間の隣接面の形成をしているところです。

この後、印象(歯型)を採り歯科技工士さんにセラミックインレーを作成してもらいます。

今回はここまでです。

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)やセラミックを使用した治療は自費治療になります。

続きのブログです→【セラミック治療】右上小臼歯の金属の下のむし歯(虫歯)治療 ②

今後ともよろしくお願いします。

井上貴史