
こんにちは。
東京都立川市の歯科医院「Inoue Dental Clinic」院長の井上貴史です。
今回は、過去に治療した被せ物の下で再び虫歯が進行してしまう「二次カリエス(虫歯の再発)」を、マイクロスコープを用いて治療した症例をご紹介いたします。
治療前の状態:根元の黒ずみとむし歯の再発
被せ物と歯肉の境目が黒く変色しており、見た目の色調を気にされていました。
こちらはマイクロスコープの画像になります。

専用の器具で探ってみると、古い被せ物と歯の間に段差や隙間が生じており、その内部でむし歯(二次カリエス)が進行していることが確認できます。
このような隙間があるとバイオフィルム(細菌の塊)が溜まりやすくなり、むし歯の再発だけでなく、周囲の歯周組織(歯肉)にも炎症を引き起こす要因となります。

こちらは正面からの写真になります。

根元が楔状にえぐれています。
患者さんにこの状態を説明し治療の説明を行いました。
治療後の状態
治療後になります。

隙間や段差がなくなったことで汚れが溜まりにくくなり、炎症を起こしていた歯肉も、引き締まった健康的な状態へと改善している様子がうかがえます。
別の角度から見ても、天然の歯と見間違えるような自然な透明感と、歯肉と調和した美しい仕上がりを確認できます。

こちらはマイクロスコープの倍率を拡大したものです。
術前との比較

術前・術後を比較すると、見た目の自然さだけでなく、周囲の歯周組織の環境も大きく向上したことがわかります。
将来の健康への投資として
保険診療の枠組みを超えた自由診療では、時間をかけた精度の高い治療工程と、生体親和性が高く汚れが付きにくい素材(ジルコニアなど)を選択できます。
初期の費用はかかりますが、「何度も同じ歯の治療を繰り返したくない」「お口の健康と美しさを長期的に維持したい」とお考えの方にとって、非常に意義のある選択肢となると考えております。
お口のことでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
本症例は自由診療による治療です。
この症例の治療概要
治療内容
古い被せ物と虫歯を除去後、マイクロスコープ下で支台歯形成・精密印象を行い、ジルコニアクラウンを装着しました。
治療回数・期間
- 治療回数の目安:6〜7回程度(※お口の状態により変動します)
- 治療期間の目安:約3ヶ月(※お口の状態により変動します)
費用(当院HP料金表に基づく目安)
ジルコニアクラウン 1本184,800円(税込)。 ※本症例は2本の治療をおこなったため、合計369,600円(税込)となります。
本治療は自由診療(保険適用外)となります。
主なリスク・副作用
- ジルコニアは非常に硬く丈夫な素材ですが、極度の歯ぎしりや強い食いしばり、強い衝撃により、まれに欠けたり割れたりするリスクがあります。
- むし歯の進行度合いによっては、歯の神経の処置(根管治療)が必要になる場合があります。また、被せ物を装着するために歯を削る必要があります。
- 治療結果には個人差があります。治療後も良い状態を保つためには、ご自宅での適切なセルフケアと定期的な歯科医院でのメンテナンスが不可欠です。
※治療方針や治療の適応については、患者さんごとに歯の状態、歯周組織、咬合などを診査・診断したうえで慎重に決定します。
立川市・立川近郊で「マイクロスコープを用いたむし歯治療、根管治療などについて相談したい」という方は、一度ご相談ください。
Inoue Dental Clinic
院長:井上 貴史